「西湖のあさぎり」
(半切1/3 紙本 2013年制作)
杭州のある西湖は中国人にとっても人気の高い景勝地であるる。私も好きなところでもあり、又、黄山、静安などの方面への旅行の拠点にもなっているので都合4度ほど訪れている。
外周15㎞、平均水深1.8mの浅い湖である。白居易、蘓武などの多くの詩人に漢詩を読まれているので、白堤、蘇堤などが残されている。
周囲には大逆流で有名な銭塘江、画家・書家・篆刻家でもあった呉昌硯らが設立した西冷印社ある。
西湖十景と言われるほど見どころ豊富であるが、私には蓮と柳(いずれも中国人が好むものではあるが)の組み合わせが新鮮に映った。画のモチーフに蓮を選んだので、これが大変だった。前年に蓮をよく知りたいと朝早くから出かけたのを懐かしく思い出します。特に大賀蓮(昭和29年千葉県の天記念物に指定)で有名な千葉公園で写真を何枚もとったことを思い出します。作品の構図に至るまで苦労した思い出の作である。
安達喜一 喜寿記念 水墨画・墨彩画展
令和元年5月7日(火)~5月12日(日) 9:00~18:00
(初日は13:00から、 最終日は15:00まで)
四街道市民ギャラリー