mat=35B77N+DW44XE+46FK+656YP" alt="">

みなづき会(4)

f:id:yoidoreojisann:20190527085630j:plain

みなづき会

第50回となる「みなづき会」展を5月25日(土)に無事終えることができた。幹事の方本当にご苦労さんでした。

会の廃止を惜しむ声が会の内外から寄せられた。50回だから頑張ったがこれが最後の人、お互い年を取り面倒なことをしたくない人、まだまだ意欲のある人、などさまざまであった。結論として規模を縮小(5~10人程度か)し、経済的にも労力的にも負担の少ない方法で、3年間の期限付き(その時点で再度考えること)、渋谷など交通の便のいいところを恒川と安達が計画提案することとなった。

 

これは余談だが、5月19日(日)夕方5時からの搬入を終え、軽くビールでのどを潤した程度でおしまいにし。幹事らを含め7人で駅前の居酒屋へ行った。まず飲み物ということで各々に好みの飲み物を注文した。展覧会の成功を祈って乾杯で一口口につけたころ食べ物の注文を取りに来た。その時、私の横にいた幹事のM氏が突然静かに後ろに倒れるかのようにゆっくりと頭を落としていった。私はとっさに彼の後頭部を右手で抱えるように支えながら、血の気の消えた顔に大粒の汗を見て冷えたタオルを大声を出して要求していた。K氏がすぐに後ろに回り両手で頭を抱え倒れるのをふせいだ。

T氏、F氏らが用意した大量のお手拭きを使って汗を拭きながら、左手の手首で脈を診た。脈がないと大声で叫んでいた。その時両手両足を突っ張るような激しいけいれんを起こした。同時に脈拍が大きく激しく打った。徐々に血の気が引いていた顔色も戻り、脈拍も落ち着いてきた。救急隊が来るまで意識が戻らないままだった。その間各人はここに書ききれないほど細かい気づかいをしながら、しかし万一のことを考え絶対に動かさないように支え続けた。救急車の来るのがこれほど遅く感じたことはなかった。冷静になってみると割と早くに来てくれていたと思う。

最終日に彼は奥さんとともに現れた。居合わせた者からは口々に当然のごとく無理するなといさめた。医者に無理を言って一時退院をし、息子さんが車で送り迎えををしながら展示作品を引き上げるとのことだった。一週間たっているにもかかわらずいまだ原因はわからないとのことで調査中とのことだった。進行性がんを患っている中で無理をしすぎたのだと思われる。とにかく養生して早く元気な顔を見せてほしい。一時は脈拍もなく、意識がなくなっていたことを思うと今はほっとしている。いつわが身に同じことが起こるかもしれない。自戒を込めて報告しました。