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師範試験

 ようやく遅い梅雨が明けた後、連日の猛暑に体が追いついていません。

 師範(洛陽中國書法水墨画院)の試験を受けています。勿論師範と言っても書道や華道などと同様に属している派だけに通用する資格であり、ましてや国家資格などではない。しかし教える身として、中国画法を正当に習得している証になるものであろう。

 先日筆記試験がありました。若い時と違って記憶力低下および分かっているのに表せないもどかしさを改めて思い切り知らされました。普段物の名前がうまく出ず、「あれ」「それ」が多くなってきている生活からすれば当然の事だろうか。笑い話になるが、文字が小さくて問題が読めず拡大鏡を探してようやく事なきを得た。会話を楽しんでいるときには若い人にはない専門的な知識も問題なく披露しているのは前後の文脈から頭が明晰になっているのだろうか。しかし試験は違う。後から思い出しこんな簡単な言葉がなぜでないのか不思議なくらいである。

 実技試験は半切1/2以上の用紙12枚描くこととなる。その後実地指導訓練をする運びである。道は遥かである。