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カルチャーセンターで教えないのは何故(2)

カルチャーセンターをのぞいてみると良く解るが、習っているのはベテランの人が圧倒的多数である。以前にも述べたが、これでは若い人には入門しずらい。

私の教室では、始めて間もないこともあるがいわゆるベテランと呼ばれる人はいない。ほとんど仕事持ちの人である。対面教室では多くても1度に3人までとしているので、教室生が少ないこともあり1対1になることも稀ではない。

カルチャーセンターに限らずスクール形式では履修したか否かが重要になる。学生時代を思い出してほしい。個人的には、分からないところがあっても聞きずらい。もっと言えば、自分では先生の言われた通りしているつもりで、実は間違っていても気づかないことである。

スクール形式では、教える側としては精いっぱい努力しても限界がある。

年齢、性別、理解度だけでなく、考え方、癖、取り組み方、人生経験など人それぞれである。同じ言葉を使っても考えていることが違っていることが多い。したがって必ず、その場で描いてみせる。

同じ描いて見せていても、やはり受け取り方は異なっている。本人は同じように運筆しているつもりで全く違うことがある。違いを指摘しても本人にすれば、同じと思っているのでなかなか治らない。このような場合じっくりと観察しなければ、なぜそうなのかはわからない。この様な事があった。姿勢が崩れているために本人はまっすぐと思っていても傾いていた。用紙に対して真正面で見ていなかったなど。

人は同じところで躓くとは限らない。Aさんが上手く出来なかったことでも、Bさんにとっては簡単だったりして。その逆も多々ある。

同じことを説明するにしても、説明の仕方を変えなければならないこともある。

要するに人は皆それぞれである。

 

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