祈り(能登半島地震 輪島大火災)
祈り(f30号)
日美展 8月8日~17日 国立新美術館
「慟哭」と同じテーマで描いた。
展覧会が8月に開催されたが、締め切りは3月末と「慟哭」よりも前であった。
「慟哭」で述べたとおり、元日に映像で見た衝撃を描きたいと思ったが、構想をまとめるのに時間があまりにも少なすぎた。一日でも早い復興を願って悲惨さだけでなく、救いを表したかった。
会場で声をかけていただいた方から、「火災の炎が怒りの顔に見える。顔がいくつも重なって見える。」と言われた。自分では意図してないが、知らず知らずのうちに感情が表出していたようである。
地震から8か月たったにもかかわらず、解体も終わっていない。復興のめどもついていない。