墨神会水墨画全国公募展が4月5日~11日の期間で、神奈川県民ホールで開催されている。同門生の作品を少し紹介したいと思います。
ライトが映りこんでいること勘弁してください。
kさんの「祈り」 みごと総務大臣賞
なんといっても分かり易く、美しい。
kさんの「祈りと微笑み」
木彫の荒々しさを特殊な表現方法で上手く表して素晴らしい。
nさんの「秋風満麗」
何とも言えない憂いのようなものを感じるすばらしい作品
wさんの「初夏の実り」
ちょど季節を感じさせる枇杷を描いた作品。すがすがしさを感じる。
こちらは、文部科学大臣賞受賞作品。
師矢形嵐酔先生作品「竹韻清涼」
こちらが我が作品「競艶」
あるお宅に飾っていただくことを考え制作した思い入れ深い作品。
華やかさと同時に奥深さを併せ持つことを狙いとして、じっくりと時間をかけ制作した全紙大の大作である。
「競艶」の題名通り丹頂鶴を華やかに描いた。
特にバックに時間をかけた。
墨に膠を混ぜることによって、画仙紙への墨の定着時間を遅らせながら、水を加えて水の流れに任せることになる。画仙紙も見た目には均一であるが、必ずしもそうではない。膠と墨の割合、天候(晴れ化曇りか、湿気の程度、など)様々に条件が異なり、水の流れを思うようにコントロールできない部分が残る。自然との合作である。
写真では、アクリル板の反射があり十分に制作意図が伝わらないことが残念です。