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郷土作家展

郷土作家展(四街道)

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当番で会場にいるとき、よく受けた質問に”どのように描がいたのですか?”がある。

どのように答えるのか迷う質問である。

質問者に、水墨画の経験があるのかを問うことにしている。

ほとんどの場合、全く経験がない。然しこの質問をされる。

解答に困る一方、興味を持っていただいたこと、なんか普通に描いたのではないという漠然とした疑問を持たれたことがうれしい。

たいていの場合、直接的な技術的な方法を述べるのではなく、まず用紙について述べている。水墨画と同じく日本画、書道も一般的に和紙と呼ばれる用紙を使うが、日本画はわざわざにじみ止めを施す、書道には例外もあるが滲まない用紙を使うのに対して、水墨画はよくにじむ用紙を一般的に使うことなどなど。世界中を探しても、滲まないように何らかの工夫をしてから描くのに対して、水墨画は実に変わったことをしている。滲む用紙にかすれた線を描いたり、滲ませたり、一筆でグラデーションを表現するなどを簡単に説明すると、興味を膨らませそこからいろいろ質問をしていただける。

日本画から最後には水墨画に取りつかれた著名な日本画家も何人かいるのもうなづける。

水墨画は、人生に似ていると思う。線一本引くともう後戻りできない。たとえ思い通りでなくても、その引いた線を前提として次に進めなくてはならない。最善策を考えながら、微調整を加えて次の線を描く。後戻りはできない。ここが面白い。

 

 

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