清香
「清香」
(f20号 2019年制作)
第36回墨神会水墨画全国公募展 出展
第36回墨神会水墨画全国公募展が4月15日から21日まで横浜県民ホールギャラリーで行われている。
この作品では、普段の私とは違った新しい取り組みを試みを随所に入れた。墨神会水墨画全国公募展は保守的な傾向にあるのは承知のうえで、あえて挑戦してみた。
一つの試みとして、牡丹の花びらを描くのに水墨画で見慣れている花びらとは違った、透明感のある花びらを描いてみたかった。また複雑に重なり合った葉を表現することでもあった。一般的に言って花を描くときには主役である花を大きく、そして花を引き立たせるように花の周りに葉を描くことなになる。一般化された、様式化された描き方を選ばなかった。透明感を持つことによって信念みたいなものを、そして花は本当は球形に近いにもかかわらずいびつ見えるほど複雑に絡み合う葉の茂みーーー。などの表現手段として、滲みの強い画仙紙にドーサ液を塗り滲みを少し残しつつも滲み止めをして半工筆な描き方と写意的な描き方とを同時に行った。
思いは空回りしたのであろうか。
会場ではたまたま伊藤昌先生、坂本秀雲先生、松井陽水先生のお3方にお会いでき、批評をいただいた。写真は坂本先生、松井先生と。ありがとうございました。
安達喜一 喜寿記念 水墨画・墨彩画展
令和元年5月7日(火)~5月12日(日) 9:00~18:00
(初日は13:00から、 最終日は15:00まで)
四街道市民ギャラリー
合わせて四街道市民ギャラリー近くの 「icoba四街道一丁目」にて小品展開催。