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墨彩画を色紙に描く

色紙に描く

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普段公募展にだす作品は、その公募展の募集団体の取り決めによるので、かなり大作になることが多い。コンペティションである以上同条件の元に勝負するのが当然であろう。因みに今回の掛け軸展では、全紙、連落ち、半切が規定の寸法になっている。12月14日および16日で紹介した「朝霧」は、全紙サイズ(約136cmx70cm)であり、同全国水墨画美術協会が主催する春の額装展では20号(無鑑査以上は30号)で30号は約91cmx72cmの大きさである。油絵などではもっと大きく100号、150号、200号などで家に飾ることは不可能なことに比べると、水墨画は少し大きな家ならば居間、リビングなどにぎりぎり飾れるサイズといえる。

一方色紙は、一般的な色紙で273ⅹ242mmと小部屋にも飾れるちょうど良いサイズであろう。水墨画はいっぱんてきに画仙紙などに描くので、そのままでは飾れないので裏打ちと言って画仙紙などの裏から補強するが、色紙はその手間も省ける。

色紙と言ってもピンキリがあり、安いものでは100円ショップでも売っているようであるが、水墨画に使えるようなものではない。私は玉版宣色紙(本画仙紙)、越前手漉き画仙色紙をよく使う。

写真にある4枚は最近描いたものであるが、4枚とも雰囲気の違ったものを描いてみた。色紙での可能性を見つけ出していきたいと思っています。