Go To イベント、Go To イート が10月1日から導入されるらしい。
新型コロナウイルスの影響で落ち込んでいる経済を回復させる一環らしい。
Go To トラベルと同じ感覚らしい。
しかしどこか違和感を感じる。
違和感の原因は(税金を使って)安くして人を集めるという発想にある。そもそも飲食店、興業、などが困っているのは、満席にして営業できない状況にあるからである。この状況を変えない限り事態は改善されない。
Go To トラベル とは意味合いが違うと思う。
今回対象になるのは、本人のスキキライによる傾向が強く、好きであれば多少の障害があっても出かけるものである。安いに越したことはないにしても、今問題なのは、受け入れることができないことが問題なのだ。
ウイズ・コロナならば、感染拡大を抑えることが無理としても、お客の収容を増やせるようにすることであろう。
経済の活性化という観点から考えるとき、特に Go To イベント で考えられている業種、業態は脚光を浴びているトップだけでなく大勢のすそ野を考えずして語れないはず。
例えば代表してスポーツを例にとってみる。トップ選手が活躍している姿を見るということだけに重点が置かれている。すなわち観客動員である。然しトップ選手に比して幾何級数的に多数を占めるのは、プロアマを問わずそのスポーツを楽しむ老若男女である。彼らを支える場の提供、道具など(ウエアーを含めて)の販売、レクチャーなど、練習後などの歓談場所、飲食、などきりがない。
練習の動機づけとして発表の場があることが大きい。今これが閉ざされているのではないか。発表の場だけでなく、練習の場もほとんどないに等しい。
スポーツだけではない。音楽でも、絵画でも、踊りなどそのほかあらゆる分野でしかりである。
もっともっとすそ野を考えた施策を求められると思う。