あけましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。

穏やかな天候の元日を迎えました。

昨年は災いの多い年でしたが、今年こそ良い年でありますように。

床の間に軸を駆け、花を生けると新年という気分になる。水墨画、または日本画だけが持っている独特の価値であろう。油絵、水彩画、ミクストメディアなどなどではこうはいかない。

季節の変わり目に応じて、あるいは今でいうイベントに応じて日本では西洋にはない習慣として、その雰囲気にふさわしい絵画を掛けていた。絵画は西洋人にとっては単なる飾り物でしかないものであったと思われるのに対して、日本人にとってはその場を演出する重要なアイテムであった。と私には思える。

水墨画を習い描くということは、単なる絵がうまくなるというだけでなく、もう少し奥深いものを感じている。

新しいカレンダーで、新しい気分で、始めよう。

年々年とともに今までやってきたことを切り捨てることが多くなってきた。切り捨てるばかりではただ単に衰えることを意味しているに過ぎないので、好奇心を持ち続けチャレンジ精神を忘れないようにしたい。因みに床の間の生け花は生まれて初めて生けたものである。正月用として買ってきた花束だけでは物足りなく思い庭に咲いている花或いは実などを加えた。

今年も面白い年にしていこう。