2/23(日)に O美術館(大崎駅直結)へ行った。絵画、写真、書道、俳句の4部門からなる展覧会であった。ここでは、俳句を取り上げてみたい。
俳句の内容ではなく、展示の仕方に考えさせるものがあった。文字の大切さがよく表れている。展示者からすると展示する限り、まず見てもらうことが大切である。見る側からすると、大きな会場に展示されている作品を見るとき、まず最初に知り合いの作品を探す。そのあとは目につくものを鑑賞する。
ビジュアル系の作品なら、広い会場でも作品の大小に関わらず一目見て自分の好みに合うもの、気になる作品、などをすぐに見分けて鑑賞する。然し俳句のように言葉の持つ意味が重要なものは様子が違ってくる。見ただけではわからない。読まなくてはいけない。すなわち展示する側は、読ませるための努力が求められる。
私らも、個展、グループ展など見ていただく努力が必要である思いに駆られた。
話は変わるが、コロナウイルスの影響が思わぬところにも出ている。会場で会う約束をしていた者の中に奥さんに外出を止められた人もいた。そういう人が多いのであろうか、会場はガラガラであった。私事で恐縮であるが、体験会に予約をいただいていた方から直前にコロナウイルスの関係で欠席とされた方があり、残念である。早く収まることを願うばかりである。