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水墨画は簡単か?(つづき)

水墨画を描くにあたって最初の難問はいわゆる3墨法と呼ばれる調墨ではないか。しかし調墨がうまくいっていない人が大半であり、かつその自覚もない。調墨をおろそかにしている人がなんと多いことか。調墨の仕方は水墨画の入門書には必ず記載されている。また、先生について習うときも必ず最初に教えられる。しかし大方の人にとって頭でわかっていても実技が伴っていない。調墨についてよく理解したうえで、かつ調墨を成功させるちょっとしたコツがあるのも事実である。水墨画では墨色をよく話題にするが、調墨がうまくいってこそ墨色もさえわたるのである。調墨をおろそかにして美しい墨色を得ることは不可能と言っていい。

構図が画の価値の決め手と言っても過言ではないかもしれない。勿論絵画にとってジャンルを問わず構図は大事である。もっと言えば今や写真では技の差がほとんどなくなり構図だけが作品の優劣を決める時代になったといえる。長い間水墨画に取り組んできた人でも、お手本通りには実にうまく描けるのにお手本を離れて描くことを苦手とする人が多い。構図を取り扱った本もあるが、多々ある構図の解説に終始し実際に応用するのはむつかしい。やはり習う人が画がいた絵を見ながらよりよく見せるために必要なアドバイスをプロセスの中でし、そのことを吸収していくしかない。お手本を見ながらその通りに描くばかりではだめで、お手本から何を読み取りどう表現するかが重要である。描き手が形にとらわれない臨機応変に筆を進めていき、しかしお手本の心から逸脱しない絵を描かせる指導が必要である。多くの展覧会などを見るうちに自分でも描きたくなる心を動かされる絵が見つかる。描きたいと思った動機がその絵には備わっているのであり、その動機となった技法なりを、習得し、自分の作品つくりに応用していくことが求められる。そのお手伝いを的確に指導できる指導者が必要である。

最初の質問に戻ろう。水墨画は絵心がなくても誰にでも簡単に描けるものなのか。

私の答えはこうである。「描きたいという絵心は必要であるが、努力すればだれにでも描ける。」と。

あなたも魅力的な水墨画、墨彩画を描いてみませんか。

簡単に描けるとは言わないが、誰でも地道に努力すれば必ず人並み以上に描けるようになる。これは保証します。

塗り絵にはない魅力、はがき絵では表せない迫力、匂いに悩ませられることもなく、大掛かりな道具も必要なく始められる水墨画、墨彩画。

自由な発想で臨機応変にまとめることによって魅力的な作品を創作しよう。

 

 

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