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墨彩画 掛け軸2福

2011年から4年間師事した遥玄会(現在は青藍会と改組)の原田先生から依頼を受けて製作することとなった。無地仕立て白抜き掛け軸三段表装の連落ちサイズ、即ち既に白地のまま掛け軸として表装されたもの、に描くこととなった。無地の掛け軸を送付される前に用紙の種類を確かめたところ水墨画用画仙紙であるということで滲みも十分出せると思い、そのつもりで取り掛かった。一筆下した瞬間画仙紙とは全く違う墨ののり方に気付き、用紙にいったん付けた墨は消せないので、描こうとしていた図柄、構図を墨の乾く前に思い切って変更しなんとか描いた。冷や汗ものでした。昨日矢形嵐酔先生に作品を見せたところ、画仙紙に滲み止めをしたものであることが分かった。つねづね用紙を見抜くことの難しさを感じているが今回も思い知った次第である。

今日原田先生に送付した。

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